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将来はともかく

JUGEMテーマ:地域/ローカル

工場長の上西です。


「直ちに健康に影響を及ぼす値ではない。」
ということで、放射性物質の垂れ流しが続き、
大気放出、土壌汚染、海洋汚染は、
日常と化してきており、


さらに長期化は避けられない
という酷い状況を迎えています。
作物も陸や海の生物も汚染され続けます。


 「放射性の微粒子が体に入ると、
体にとどまるため、継続して被ばくを受ける。」
(矢ヶ崎琉球大学名誉教授)ので、
土壌や海洋生物の放射能汚染と累積は深刻な問題です。


テレビに出てくる専門家の多くが、
放射能の累積が健康被害を及ぼす可能性については触れたがらずに、
「チェルノブイリとは違う」ということだけは言い添える傾向があるのは、
仕方がないことです。


彼らは、原子力に関わる学問を選び取り、
それで食べてきた利害関係者なのですから、
この原発事故が起きてさえ、
できるだけ原発を否定的には言いたくない専門家であることを
頭の隅に置いておかなければなりません。


機械でも乗り物でもどこか故障すれば、
私が原因を解らないにしても、
メンテナンスの方を呼んで、点検してもらい、
故障箇所を特定し、損傷を修理し、
あるいは交換して直すことができる。
これが、技術というものではないでしょうか。


一人の技能に頼らなくても、
習得すれば多くの人にできる
という体系ほど優れた技術といえます。


この間、
事故によって惹き起こされた様々な事象が
政府や保安院や東電から発表されていますが、
損傷箇所や原因について

「・・・と思われる」

「・・・の可能性がある」

といったものが殆どです。


損傷箇所を特定できないのですから、
対策も明確でないのは当然です。
推測で対応するが、近づくことができない。
これは、技術と呼ぶに値するのでしょうか。
未完の技術でありながら、
利潤・利権・利便を優先して
原発を推進してきたというのが実態でしょう。


この事故を惹き起こした原因として、
津波による電源喪失が強調され、
地震そのものには福島原発は耐えたと言われてきましたし、
後の損傷は水素爆発が原因との報道がなされていました。


4月24日の1号機の原子炉格納容器に
水がたまっているという報道内容の中に

「東電によると、
・・・・・・圧力容器と直結する配管などが地震で損傷し、
格納容器に水が漏れ出ている可能性が考えられる」と、
サラッと「地震で損傷」と記されています。


高濃度の放射能汚染水が出たコンクリート製立て抗の亀裂にしても、
津波や水素爆発の影響で出来たとは思えないのですが。


津波による影響なら、また、水素爆発が原因なら
問題が無いかのようにとれる発表がなされているのは、
これまで原発には耐震性があると言い続けてきたということと、
この地震国で原発を維持していく上で、
地震による直接的影響があっての事故と認める訳にいかないのでしょう。


いつになるか判りませんが、
今回の事故に地震が与えた影響について、
必ず 検証して欲しいものです。

 (上西 俊)


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